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教育カウンセラー

     すえひろ みちこ(Michiko Suehiro)

【資格】  臨床心理士 

      公認心理師 

  教育支援センターにて心理検査および教育相談を担当し,不登校,発達障害児(者)及びご家族からの相談・支援を行ってまいりました。多くのケースから学ばせて頂いたのは,当然のことではありますが「自閉症」や「ADHD」という診断名ではその人を理解できないということです。お子様は,純粋さや不安を抱えながら,上手くいかなくて戸惑っているのかもしれません。そのような,一人ひとり異なる日常の様子をお聞かせください。日常の様子と検査の結果から,お子様の困り感を考え,支援策をご提案いたします。

 

 親子のやり取りを振り返ってみると,子どもを思って言ったはずの言葉の中に,親の感情や欲求が隠れていると気付きます。親子の会話を検討することから始めてみませんか?お子さんを深く理解でき,また親御さんの自己発見にも繋がることでしょう。そういった気付きによって,誰かを責めたり自分を責めることなく,問題を客観的に捉えるコツが分かってきます。

 

 不登校とは,何らかの事情があり家庭に留まることを選択した結果だと考えられます。不登校の原因がいじめなら,いじめへの対応が必要です。いじめ以外の原因が考えられる場合は,その事情についてご本人も気付いていなかったり,無関係ではないけど別の事情を不登校の原因として挙げていることが多いようです。この場合は,不登校の原因をご本人に問い詰めても,真の原因には辿り着けないでしょう。ご家族の対応としては,不登校の原因を突き止めて除去するのではなく,ご本人が新たな選択をする(再登校または別の環境に入る)ように支えてあげることではないでしょうか。ご本人もご家族も精神的に追い込まれ疲弊されている中で,冷静に考えることは難しいと考えられます。先ずは私たちに思いの丈を語って頂き,常識や道義的責任など自分に課していることを解きほぐしてみませんか。視点が変われば,希望を持って新たな選択ができるでしょう。

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